筑前町朗読ボランティア「堅香子の会」の竹中圭子さんと森部江里さんにより、「金のひしゃく-北斗七星になった孤児たち-」の朗読が行われました。敗戦前後の混乱の世、栄養失調の上、病気をかかえた子どもたち。彼らを気づかい、守る大人はいない悲惨な現実が描かれています。炊事係のおじさんに配給されるわずかなお粥で命をつなぐ四人の孤児たちは、自身の死に直面しつつも、おじさんへの感謝の気持ちを手紙に残し、亡くなっていきました。「より多くの子どもたちに、戦争の悲しさと残酷さを伝えていきたい」朗読会の皆さんが願うお気持ちを、生徒全員で受け止めた朝でした。